2017.03.12

ビットコインETF化認められず|米証券取引委員会

ビットコイン etf化

期待されていたビットコインのETF化(上場投資信託認証)だが、先日3月10日に見送りとなったことが発表された。需要拡大が期待されてのETF化トライだったが、その期待は先送りになった。

ビットコインのETF化への課題

ビットコインのETF化の審査は、米証券取引委員会が行なったわけだが、おそらく判断基準となったであろう点は、『原資産の値動きとの連動』と言われている。

ビットコインは、金(ゴールド)のように保有資産として扱われるものとは異なり、決済手段としての利用がメインとなる。そのため、秒単位での値動きが当たり前になっており、証券の価格が実際の現物価格と大きく変わってきてしまう可能性があるということだ。

それを抑制する手段として、中間業者を挟む裁定取引があるが、今の所裁定取引に大手が絡み込むメリットがない。裁定取引業者が確実に利益を得られると判断できるほどの市場取引量がないからだ。

また、セキュリティ面の不安も依然として議論されている。ビットコインのシステムであるブロックチェーンは安全性の高いものだが、政府のバックアップがないということが逆手になり、依然として偽造や不正があった場合の対処へ不安が残る。このことからも、ETF化によって投資家が動き出す材料としては、まだ弱いということになる。

要は、ETF化はもっと普及してからでもよいのでは?というのが今回の否決判断といえる。

ETF化否決で相場は一時的にダウン

インターネット上で取引する仮想通貨「ビットコイン」が10日、史上最高値から3割近く急落する場面があった。米証券取引委員会(SEC)が同日、ビットコインの上場投資信託(ETF)化を認めないと決定したため。via : 日経電子版

2017年は、年明け早々に過去最高値を記録し、その後下落の原因となった中国人民銀行の件も落ち着き、再び1BTC=15万円に迫っていたときに起きた今回のETF否決。これによって、相場は急落し、13万円台前半まで落ち込んだ。現在はまた13万円台後半まで伸びてきているが、今後も普及関連のニュースは気をつけてチェックしておきたいところである。